Bveアドオン制作状況他

こちらでは主にBveアドオンの制作状況についてをまとめていますが、そのついでにBve以外のことを書くこともあります。

2021年09月20日

新たにシンプルカテナリ式の架線ストラクチャを公開しました^o^
既に公開中の電化柱ストラクチャセット路線制作キット内の電化柱ストラクチャと併用を想定しています。


↑架線太さやテンションバランサなどを作り直しました^o^



↑駅関係のストラクチャは柱と屋根を一体化した大きなストラクチャでできています^o^

去年の初秋から初夏にかけて、駅舎と駅上屋のストラクチャを制作していました^o^
長い間、路線制作キットのストラクチャを利用した仮決め状態だったのですが、ようやくといったところです。
作業のペースとしては、土日の日中を作業時間として、1駅あたりテクスチャの収集と編集に3週、造形に3週、調整に2週間と言ったペースで進行していました。

駅施設のストラクチャは、必要不可欠なストラクチャでありながら、年単位で手を付ける気になれなかったのですが、必要な作業を書き出すようにしてからは、その日にやれそうな作業をリストから選ぶことができるようになり、少しづつ外堀を埋めていくことができました。

例えば、作業箇所をストラクチャ正面と側面に分け、それぞれテクスチャ収拾と編集、モデリングと作業を大まかに分けて、そこから更に必要な作業(壁を作る、屋根を張るなど)をリストに書き出すというような具合で作業を進めていきました。


↑並走する路線があれば車両を走らせようと考えています。


↑実は森ストラクチャは1個のストラクチャを無限に使いまわしています^o^

ここ数年のうちに登場した様々なデータに感化されて、丘陵部の未開発地域には森を配置することにしました。
以前までは、築堤ストラクチャを使って地面レベルまでの再現に留めていたのですが、森ストラクチャ1個で雰囲気が見違えるように変わりました。
一方で、丘の上の開発地域の住宅街については平原のままとしてあります。

さて、個人的には、近鉄奈良線や国鉄東海道線、阪和線のようなデータを目標としているのですが、これらの路線は山地や掘割が多く、そのためにプレイ中の視点が周辺の風景に散らずに、自然と前方の線路を見続けられる地形となっていて、住宅街ストラクチャといった人工的な風景ストラクチャがあまり多く配置されなくとも殺風景さを感じさせないようになっているとみています。


↑特にカーブがあるわけでもなく、延々と台地を真っ直ぐ通ります^o^

それに対して、制作中の路線では、序盤の丘陵部と終盤の河川に迫る台地部分はともかく、それ以外は平たい台地上をまっすぐに突き抜けるため、家屋の配置が無いと殺風景な雰囲気がかなり強調されてしまい、現在の悩みのタネとなっています。
さらに線路上を横断する跨線橋の配置が必要な箇所もあり、これらの左右端の処理にも悩んでいるところです。

解決策としては断然、住宅街ストラクチャを配置することなのですが、これをやると駅周辺の高密度な建物の数々も必要となるのは確実で、そこまでの作業リソースを考えると手を出したくないのが正直な気持ちです。
この解決を図りつつ、手間のかかりすぎない制作方法を見つけるにはもう少し時間が必要に思います。

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2019年10月05日

トップページ更新履歴の通り、今回は2件更新、1件新規公開になりました。

まずは、S字曲線作成電卓についてです。
S字曲線途中の距離程における他線x座標を以前のものよりもスマートに表示させようとして強引な作業で解決しました。IFS関数の対応について調べてなかった勉強不足が敗因なのですが、使う分にはその辺の雑さは隠蔽されてるハズなのでOKです。改造する方は…まあ頑張って…^o^;


↑賢さがよくわかるExcelシート

地味な機能ながらカント設定では曲線の左右を参照していて、左カーブではカントを誤って+に設定していてもきちんと-に直すようになっているハズです。
また、今回から曲線を一度に4本分、つまりS字曲線2個分作れるようになっています。分岐器込みで付帯曲線を出力したかったので増やしました。もっと増やせると言えば増やせるのですが、これ以上増やしても誤差が蓄積して思ったような線形を出す邪魔になるのと、使用機会の割にシートが長くなって邪魔だろうということでこの辺りまでにしておきます^o^

続いてはBve路線制作キットです。汎用ストラクチャ集という形式は、

といったところが代表的だと思います。また、FCS鉄道員 さんのサイト「FCS鉄道工房」にて公開中の「BVE用信号素材」「BVE用標識素材」では信号機系ストラクチャ群を公開されています。

これらストラクチャパックの末弟に滑り込むにあたって、すぐに路線データを作れるようなテンプレートがあったら便利かなと思い、路線制作キットを作りました。最初から信号や最低限?のストラクチャなんかを登録してあるとすぐ取り掛かれますからね^o^
もちろんストラクチャだけの利用もできるので、ストラクチャ御入用の方もそのままキットごとダウンロードしてください^o^


制作キット同梱の電化柱ストラクチャは、アングル材を用いたビームとコンクリート柱を持つ標準的な電化柱ストラクチャになっています。また、単線・複線用についてはき電線・高圧配電線懸架用の腕金と、曲線部用に曲線引装置、直線部用に振止装置が付いたストラクチャを用意しました。中々いい出来だと思っているので是非使ってください^o^


架線ストラクチャは架線終端部のテンションバランサとアンカー部のストラクチャがあります。エアジョイントは長くても1kmほどでやってくるのでサンプル路線にあるような設置方法でじゃんじゃか置きましょう^o^


分岐器ストラクチャは片渡りを設置するときにわざわざ他線を引く必要がなくなる優れものです。一方で自線を分岐線として分岐器をぐにゃぐにゃ渡るようなときに、このストラクチャを使うのは結構大変かもしれません。上の画像のような構文になってしまうのですが、サンプル路線と添付のメモに少し設定例があるので頑張ってください。
誰かが両渡りでのダイヤモンドクロッシング完備のストラクチャを出してくる日を楽しみに待ってます^o^

駅ストラクチャについては汎用性重視ながらサンプル路線と添付メモの通り、一応、面倒くさいことができるようになっています。が、大きく見栄えが変わるというわけでもないのでがんばることはないと思っています。汎用性など考えずに個々の駅をモデリングしてしまったほうが結果的には早いので駅ストラクチャについては無いよりマシの精神です^o^

他にも青空の背景ストラクチャや制限標や歓呼標、セクション関連の看板など地味に役に立ちそうなストラクチャを用意しました。サンプル路線で全てのストラクチャを登場させてるので参考にしてください。


次はタキ1000形ストラクチャ更新の紹介です。こちらは連結器長さやBC間距離、タンク長さなどモデルの様々な箇所を修正したバージョンになります。タンク体のモデリングはもう少し面数を増やしてもいいのかなと思いつつも初公開時から大きく変わらないままです。ちなみに、一部テクスチャが不要になったので削除してあります。

ところで、産業技術史資料情報センターの「技術の系統化調査報告書」にて「貨車の技術発達系統化調査」というものが発行されているのですが、ここにタンク車の設計の変遷についてが詳しく載っていて、タキ43000形600番台・243000番台とタキ1000形のタンク体の設計の違いを知ることができました。この資料には他にも色々な貨車の変遷について載っていて、読み物としても大変興味深いものでした。

以上、3点について今年のGW中には更新する予定だったのですが、不具合の放置や仕様修正の検討なんかをしていたらここまで来てしまいました^o^;

では最後に、サイト内のお話です。
以前よりWebフォントの1つ、Noto Sansを試験的に導入していたのですが、cssにimportでフォントを読ませるのはどうも悪手らしく(ロード時間が有意に延びるそう)、そんなバカなと思いつつ全てのhtmlファイルにLinkタグで読ませることにしました。今だと管理ソフトやcss自体にも最適化ツールがあるようなのでhtmlファイル毎に設定する作業も手間ではないのかもしれませんね^o^

ところで、自分の制作路線について、全く進んでないことを報告します^o^

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2017年06月17日

前回の更新で、Bve5の曲線計算シートを公開しました。島式ホームを含んだ駅構内の線形を決定することを主な目的としていて、とまりは曲線半径の記録とホーム幅から、このツールで曲線長等を調整して最終的な線形を決定しています。
同時に他線座標の算出法について資料室に掲載しました。表現が微妙なところが多いのですが伝われ^q^

さて、サイト新設から4年が経ちましたが、肝心のBveデータは未だに公開できる状態ではありません^q^;


↑データの現状。

制作データはこんな具合で進めています。制作時は各区間をじっくり見つめることになるので、沿線風景に物足りなさを覚えながら作業していますが、運転時であればしっかり前を見て通過していくことになるので、そんなに気になるものでもないだろうと考えています。沿線風景の鑑賞はYoutubeの展望動画に任せようと思います^q^

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2015年02月02日

11月、12月、1月と何も書くことがないまま過ぎてしまいました^q^
やっと更新したものの、あまり内容のあるページの追加はできませんでした。反省します^q^;
今回から資料室の最終更新ページは赤くなることにしました。これで更新したページを見つけやすくなる…はず?
路線データのほうは、結局、12月の時点で線路は中間地点手前まで延びてしまいました。線形データの収集はまだまだやりたいところです。市街地の再現はしないつもりなので、あとは架線柱やホームなど線路周りを作ればいいのですが、なかなか進みません。
つい先日、BVEがバージョンアップで5.6になり、今回はマップファイルに新構文が登場、曲線・勾配を同じ形で書けたり、他線の設定をXのみ、Yのみでその他は補間するなど、線形が作りやすくなりました。ほぼ自分用ですが、資料室に路線構文関連のまとめを置いてあります。うまく活用していきたいです。

車両データのほうはあれから随分進んで、音データの作成を残すのみになりました。音はデジカメから切り抜けばいいだろうと思っていましたが、電車の音は想像以上に大きな音らしく、録音レベルの問題でひどいので、レコーダーを買わないといけないなと考えているところです^q^

ということで今回は車両の性能面についての色々を…^q^
まずは車両パラメーターファイルのセクションなしから
「FirstCar」は先頭車が電動車か付随車かを設定する項目で、VVVF制御車世代の回生ブレーキ装備車の場合、出来るだけ電気ブレーキにブレーキ力を負担させ、それでもブレーキ力が不足する場合には付随車の空気ブレーキを、それでもまだ足りない場合に電動車の空気ブレーキを動作させる、T車優先遅れ込め制御となっている車両が多いです。そんなわけで、先頭車をM車と設定すれば、運転台のブレーキシリンダ圧圧力計は、電動車の空気ブレーキが作動するときに上昇するという動作になり、M車とするかT車とするかで挙動が変わってくるようです^q^

続いて、MainCircuitセクションの「RegenerationLimit」。
VVVF制御回生ブレーキ装備車ならいわゆる回生失効速度。正確にはもはやどんな手を使ってもモーターが必要なブレーキ力を作れなくなる事から回生打ち切り速度と言うそうですが、この速度未満で電気ブレーキ力がゼロになり、以降のブレーキ力は空気ブレーキが担当することになります。中には打ち切り後はモーターを逆に回転させることで必要な制動力を発生させる全電気ブレーキと呼ばれるシステムを採用して、停止寸前まで空制に頼らない車両もありますが、停止時には空気ブレーキが立ち上がるので、ギリギリまでは電制が効いていることにして、調整することになるのかなと思います。
自分の場合は、今のところ0.05km/hで電気ブレーキを遮断して空気ブレーキが立ち上がるようにしてあります。^q^;

「LeverDelay」は、ブレーキセクションにも同じ項目があり、こちらはハンドル出力から実際に加速に入るまでの時間のようです。ハンドル操作から指令出力までの時間という事で、実際にハンドルをがちゃっとやってから実際に加速するまでにかかる時間ってとっちゃっていいように思えますが、Bve trainsim5から始めるBVEWikiBVE5制作小ネタページの車両性能欄、params.csvの各項目の意味にもあるとおり、実は車両性能ファイル群の進段パラメーターテーブルファイルの設定にはBreakerDelay_On(Off)の項目があり、ハンドルがちゃっからの加速開始までの時間にはBreakerDelayの時間も加える必要があります。
ハンドルのがらがらっから加速を感じるまでをストップウォッチで適当に測って全体で1秒ほどかかるようにしてます。進段パラメーターの応答時間が再粘着装置に影響するかはわかりませんが、0.1、0.2秒程入れて、全体を合わせました。

再粘着装置は基準加減速度を元に基準速度を想定して、SlipVelocity、SlipAccelerationで設定した数値を超すと空転と判断して、BalanceAccelerationで設定した分をHoldingTimeで設定した時間引き下げるものなのかなと思っています。基準加減速度を低くすればすぐに電流値を下げようとするし、SlipVelocity、SlipAccelerationを高めに取れば空転してるにもかかわらず中々抑えようとしないといった制御になるのかなあと考えています。いろいろいじらないとわかりにくい部分だし、実車を見てもよくわからない部分だったのでこれで決まりといった数字は見つからなかったです。

今度はEcbセクションの「LeverDelay」、今度はブレーキハンドル側の遅れ時間のようです。ブレーキ立ち上げまでに10秒かかるとして、LeverDelayを0秒、BreakerDelay_Onを10秒と設定した場合、ブレーキ指令は0秒で伝わるものの、BreakerDelay_Onは10秒のため、電気ブレーキは10秒間は立ち上がらず、その間は空気ブレーキが目標とするブレーキ力を担当する制御をします。
一方で、LeverDelayを10秒、BreakerDelay_Onを0秒と設定した場合、ブレーキ指令は10秒後に伝わり、そこからは0秒で電気ブレーキが立ち上がるため、空気ブレーキは上の場合ほどは仕事せずに済みます。
自分の中ではこんな理解で恐らくこんな風に影響するのだろうと考えています。とりあえずマスコンがちゃがちゃから減速を感じるまでをストップウォッチで測りつつ、その範囲内で進段パラメーターテーブルファイルと共に調整していけばいいと思います(丸投げ

ブレーキについては、Sasazuka BVE Laboratory「Bve Trainsim5 車両性能テーブル 簡易作成ツール」のツール内注釈と、BVE Trainsim研究ノート「空気ブレーキ力の計算(2)制輪子摩擦係数」の2サイトが大変役に立ちました。
列車のブレーキ力はBrakeセクション内のPistonAreaで決まり、ShoeFrictionで設定した制輪子摩擦係数と列車の質量がこれに影響を与えると考えればよく、AirSupplementセクション内のShoeFrictionは電制の負担率と考えればよいそうです。
自分の場合は、まず、BrakeセクションのShoeFrictionを設定したあと、まずは電制が介入しない非常ブレーキで目標とする減速度になるようにPistonAreaを調整、このあと電制も併用する常用最大ブレーキで目標とする減速度になるようにAirSupplementセクション内のShoeFrictionを調整しました。自分の場合は時速110キロからブレーキを作動、100キロから0キロまでの平均減速度で調整しました。今見るとデータの摩擦係数が低めなのが気になりますが、問題が出ない限りはこのままな気がします。結局ブレーキ性能は路面状態によるところが大きいので大雑把でも問題ないはずです。

今度は性能曲線について。
性能曲線については、Bve trainsim5から始めるBVEWiki「アドオン作成に必要な物理知識」にて、引張力と車両質量と加速度の関係についての計算例が、同サイトの「画像化されたグラフを数値出力する」にて、書籍などに掲載された性能曲線を数値化する方法が、Sasazuka BVE Laboratory「電車が思い通りに加速してくれないとき」「電制の性能曲線」にて、BVEにおける性能曲線についての解説があり、参考になります。また、上でも挙げたVVVF制御車を対象とした簡易作成ツールも公開されてますのでこちらを使う方法もあります。最後に、JIS(日本工業規格)E6002は通勤用電車の性能算出における共通条件を規定しています。起動加速度や減速度の算出条件、各種抵抗の計算式があります。引張力とトルク、歯数比、車輪径の関係を示す式が参考になったので一応挙げておきます。JISはJISC(日本工業標準調査会)のサイトのJIS検索から閲覧できました。IEでないと見られなかった覚えがあります。ちなみに分岐器の規格もあって、ストラクチャ制作ではお世話になりました^q^

さて、ここからは自分がやったことをずらずら書いていきます。まずは引張力の計算でした。自分の制作する系列の性能曲線は運の良いことに雑誌に掲載されていましたが、起動加速度が違いました。そのため、編成の質量から必要な起動加速度を出すための引張力を計算する必要がありました。各ノッチの起動加速度の割付は性能曲線を見て、同じ比率で計算しました。ちなみに、今回の車両の1ノッチは起動加速度が違っていても引張力は同じに設定されているようです。
次にやることは定加速度領域がどこまでかを性能曲線から見つけます。ノッチにより違いますが、38キロ~39キロで定加速度領域が終わるようでした。定加速度領域が終わると次は定出力領域へ移行します。定出力領域の曲線の係数を性能曲線を数値化した後に探しだし、特性領域についても同様にします。自分の場合は定出力領域はy=1/xグラフに、特性領域はy=1/x^2のグラフになってたような覚えがあります^q^;
係数がわかったら引張力をその通りに速度に応じて減少させていけば、性能曲線が完成します。エクセルでやればオートフィルでだぁーっと出来るので苦労はあまりないはずです。この作業を空車の性能曲線と満車の性能曲線でやれば、引張力の性能テーブルは出来たようなものです。
今度は電流値テーブルを作成しましたが、電流については必ずしも実車の電流値が必要というわけではなく、空車・満車時の引張力と、空車・満車時の電流値で整合性が取れればよいことが「電車が思い通りに加速してくれないとき」に書かれています。今回の資料に電流値に関する資料はなかったのと、自分の勉強不足により、特性領域までは電流値は起動時引張力に応じた適当な値として、特性領域はy=1/xで減少させるという適当な性能曲線を作成しました。こんな感じで性能を作ってました^q^
性能曲線テーブルを出力できるようにしておくと、起動加速度設定をお気軽に変えられたりと結構楽しいです^q^

書いてたら資料室に置いてもよさそうな記事になってしまいましたが、車両についてはとにかくレコーダーを買って、完成目指してがんばりたいです^q^
次回更新はいつになるかなあ…。今度はスクリーンショットが撮れるくらいまで進めたい^q^;

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2014年11月06日

この数ヶ月はサイトの更新をがんばりすぎました。やっぱり彩度が高すぎるなと思っていたトップページもついに作り変えてしまいましたし。そこまでスタイルシートをいじったわけでもないのですが印象は変わったはずです。
ストラクチャの作り方、CGの描き方を紹介したサイトが少ないなと思っていたので参考になればと思っています。路線の作り方方面に関しては公式チュートリアル他色々なサイトで紹介されているのでここでは取り扱わないつもりです。

タキ1000形BVEストラクチャ
↑タキ1000形ストラクチャ

そしてついにダウンロードコーナー新設です。
記念すべき最初の公開データはタキ1000形のストラクチャデータです。使い道がなんとかありそうなので公開することにしました。
なんで作ろうと思ったのかは自分でもわかりません。いつの間にか資料を集め、いつの間にか形を作ってしまったので、ここまで来たからにはテクスチャを集めることになり、そして完成…。造形は1日で終わったくせにテクスチャの制作でとても苦労しました。詰めの甘いストラクチャですが手は抜かないと時間ばかりが掛かってしまいます。というわけでがんばりたい人向けに色々梱包しておきました。台車を変えればタキ44000形もどきとかできそうですね。
これを作るくらいならもっと別の車両を作ったほうが盛り上がるんじゃとは自分でも思っています^q^;

サイト関連の話題なのでついでに。
…このページもどんどん縦に縦に伸びていることもあって、前回のこのページの更新から「ページの先頭に移動」リンクを付けました。戻るボタンやジェスチャーなんかで戻ってしまうとは思いますが、あってもいいかなと思ったので付けておきました。

E233系6000番台BVEストラクチャ
↑E233系6000番台ストラクチャ

前回、車両ストラクチャでキャットウォークの角が無くなったと書きましたが、x形式での保存時のオプション設定で法線(スムージング)にチェックを入れていなかったことが原因でした。さらに雨樋の位置も修正して、先頭部の連結器も作ったので今度こそばっちりです。
路線データではは地上子や標などの小物を置いたり、八王子でごろごろしているタキ1000形の車列を置いたり…。んー、こうなるとEF210形とかHD300形とかも置きたくなりますね…。
そういえば、今年からHD300形が八王子駅の入換を担当するようになりましたが、夏からは再びDE10形が入換を担当していますね。そろそろ交代だと思いますがまた来ることはあるのでしょうか?

E233系パネルファイル
↑ついに完成パネルファイル、次は音と性能です。

車両データのほうはあれから運転室も描き終わって、BVE上で主要な計器類が動くところまで済ませました。本来は1目盛刻みでもっとカクカクとした動きなのですが、保安装置プラグイン未導入だとそこまでは出来ません。TIMSモニタのほうは、同じくE233系を制作している方のブログを見て、車掌情報を表示するアイデアをパクりました。初期選択画面を出しっぱなしにするよりかはましなはず…^q^;
キロ程、時計、定速・抑速表示灯も何らかのプラグインを導入して対応させる必要があります。ただ、運転台は意外と賑やかなのでこの辺は後回しでよさそうです。
9月の上旬から思い切って描き始めて10月中旬に動かすところまで出来たのでかなりのハイペースで進みました^q^;

確かにこの辺りの休日はほぼ外出せずにただひたすら描いてたような気もします。なんて不健康な…。反動で10月下旬からは外出ばかりです。本当ならやらないといけないことが色々あるのですが、色々なものを犠牲にして、朝に出て夕方に帰り、やらないといけない作業を深夜までしてとかなり寝不足気味。一時喉が痛くなったので急いで寝たりもしてました。なんて不健康な…。

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2014年09月11日

先月、8月の末に横浜線の205系が運用を終了しました。
ただ、とまりは横浜線を日常的に使ってたわけでも、沿線に住んでたわけでもないので特に思い出はありません^q^;

制作する路線を決めるときに、
面倒な配線で時間ばかりとられる訳にもいかないので単線か複線。交通費が嵩むのは困るので多摩南部の路線。プラグインが作れないので保安装置が無くても影響が少ない路線。
という条件を挙げて、候補に挙がってきた路線が、南武線と横浜線だったというだけでした。
2012年秋に制作路線を決めて取材を始めたまではいいものの、分岐器の制作が2014年初夏まで終わらなかったことを考えれば、後出しならなんとでもいえるとはいえ、色々と思うところはあります^q^;
でも、もう遅いです。ここまで来ました。来てしまいました。

BVEE233系ストラクチャ
↑E233系6000番台ストラクチャ。ただ、下り列車にも関わらずおでこを見れば「磯子」。しかもよりによって快速^q^

前回、車体だけだったE233系ストラクチャは8両分耳を揃えて完成させました。早速、他列車ファイルを作って設定して、路線で走らせました。きちんと設定すれば曲線を綺麗に曲がってくれます。
これは眺めるだけでもとてもとても楽しいですね。ぐにゃぐにゃ曲げた線路上を走らせて楽しんでます。最早鉄道模型状態^q^
スクリーンショット見て気がつきましたが、キャットウォークの角が取れているのと、先頭に連結器が無いですね…^q^;
でも今まで気がつかなかったということは(ry

車両ストラクチャの制作では、初めてメタセコイアというモデリングソフトを使いました。
まずは、基本図形で大きさを決め、ワイヤーツールで頂点を増やしたり、頂点の移動、頂点を揃えるで細かな形を整えることを繰り返しました。図面があったので絶対座標を入力しながらの編集で、こういう風に作るソフトではないよなあと思いながらの制作でしたが、形を見ながら編集ができるのはやっぱりいいですね。単位はcmとしてモデリングすると面倒がないようです^q^
GIMPもそうですが、この手のアプリはショートカットキーを覚えるのが大事みたいですね。

BVEパネルファイル
↑E233系運転台パネルの現状。基本的な部分は完成^q^

実は路線ばかりではなく、9月からは本格的に車両にも手を付けています。まずは運転台ファイルから。
自分はこう描いたなんてところを早くまとめて、資料室の車両関係のページをどんどん追加したいですね^q^

秋も涼しくなって、そろそろ録音の季節。夏は車両の冷房音が大きくて録音が難しいということをこの夏、初めて知りました。路線データが進んだところで、発車メロディでも録ってみようと真夏にデジカメ回したらボォーーという音が…^q^;
なんてこった。

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2014年07月20日

分岐器ストラクチャはシーサスクロッシング中のダイヤモンドクロッシングの再現を省略する事にして、最終調整は前回の記事を書いてから1週間もしないうちに終了と、唐突に完成を迎えて自分もびっくりしました^q^

そして、6月上旬から本格的に線路を敷く作業を始めました。ここまで長く苦しい戦いを強いてきてしまいました。
配線作業は7月中旬に橋本駅手前まで終わりました。線形の情報が紙の上にしかないので、紙がどこかへ行く前にデータにしたほうがいいような気もしますが、とりあえず相原駅まで。(運転時間7,8分は短すぎ…?
作者だと線路しか敷かれていなくても景色が再現できてしまいます。もう病気ですね^q^

BVE横浜線八王子駅配線
↑スタート地点

八王子駅には昔、八王子機関区があってたくさんの機関車がいたそうですが、今はもう機関庫も側線群も転車台も撤去されて随分と殺風景になってしまいました。とはいっても、今でも右の側線群(通称:メガロス前)には毎日毎日機関車が留置され、中央本線のタキやコキの通過、退避は頻繁で、さらにオイルターミナルの入換も見ることができるとまだまだ機関車で賑やかです。もっと整理できそうな気もしますが、撤去、変更はかなりのお金がかかるのでそこまでは無理そうです。
BVEに戻ると、駅構内の配線は、本来線路中心間隔が4.2mはあるところ、分岐器ストラクチャの設計の関係で3.8mや4.0mにしていて、信号機や架線柱を置いたときに窮屈さを感じます…^q^;
あまり出番のないものを作っても仕方が無いので、側線や副本線は1つ上の番数のポイントで代用している部分がありますが、現実の通りの番数で作らないと配線に無理が出ますね。(当たり前
…両開き分岐器は設計に欠陥があるので10番両開きまでは作りたくないのです^q^;
信号機ストラクチャに番線表示標や入換標識、P確認の看板、列車非常停止警報装置、速度制限標識なんかをつけてポイント付近に転轍機を置いたら結構いい感じになりそうです。あ、架線を張らないと…。
ところで、自分は架線柱(特に1線用の架線柱)が好きだということに、BVE制作をしていて気付きました。そんなわけできちんと振れ止め金具や曲線引き金具、電線までは張らないものの高圧線・き電線取付金具ぐらいは付けたいと考えています。その結果、配線が複雑になる駅構内は1本1本特注品になりそうです。

BVEストラクチャE233系中間車体
↑E233系中間車体ストラクチャ

…この1年間本当に分岐器くらいにしか手を付けてなかったせいで本当に何も進んでいないことがよくわかった1ヶ月半でした。最後に初めて3Dモデリングソフトで作ったE233系の車体のスクリーンショットでも。窓の反射は消したほうがよさそうでしょうか?クーラーとキャットウォークが付くとかなりらしくなりますね^q^

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2014年05月15日

最初にこの回のまとめを言えば、「分岐器ストラクチャが完成すればさくさく進みそうな気がする。」です。

この1年間は八王子橋本間の取材を中心に進めて、曲線の半径や勾配の大部分について知ることが出来ました。そろそろ書籍資料のほうも見ておこうかなと思っているところです。取材といっても本当に基本的な部分だけなので、後は路線を作る中で信号機の種類や、踏切、橋梁の位置など、必要な部分を補う事になります。

路線取材と平行して線路関係のストラクチャの制作も進めていますが、分岐器の設計に悩んでいて本格的な路線の制作がいつまで経っても始まりません。分岐器の設計が決まらないと自分が走る線路も他の線路も設置ができないので早く進めたいのですが、考える事が多くて中々先へ行けません。
BVE5は自由に作れる事もあって、JISを参考に実物に近いクロッシング角を持った10番、12番片開きと10番両開きの分岐器ストラクチャを作ったのですが、自線を分岐側にした渡り線を試しに作ると端数を埋める線路ストラクチャが必要で、完成したストラクチャを設置するのが結構面倒でそのあたりをどうするのか悩んでいます。ダイヤモンドクロッシングを作って、シーサスクロッシングも作りたいのですが、分岐器と分岐器の間にダイヤモンドクロッシングが入らないので手を加える必要もあって考えているところです。

BVEストラクチャ10番分岐器
↑10番片開きストラクチャを背向側から見ました。

この分岐器関係のストラクチャを作り始めたのは去年、2013年の8月頭からなのでもう9ヶ月も分岐器と格闘している事になります。・・・もちろん、毎日毎日受験勉強のように作業していたわけではなく、少しやっては数週間仕舞いこんでの繰り返しでしたが。
上でも言った通り、分岐器の線形や部品にはある程度決まっている部分があるらしく、JIS E1301から1307が参考になりました。日本工業標準調査会のデータベース検索からInternet Exprorerのみ?ですが閲覧が出来ます。ただ、参考資料があっても実際に作るとなるとBVE用に細かい部分を考える必要もあったりで、この考える部分で大分時間がかかりました。もちろん、制作にも時間がかかるのですが、今もまだ色々と悩む部分があって時間がかかりそうです。

BVEストラクチャ12番分岐器
↑12番両開き分岐器ストラクチャ。ガードレールを分離しようかなと考えてるところです。
本当はポイント部の枕木も進行方向別にするべきなのかもしれません。

分岐器ストラクチャの制作で一番大変だったのは枕木でした。テクスチャは分岐器のある大規模な、そしてさらにうまい位置に跨線橋のある駅を、近所を走る路線から展望動画で見当をつけて現地に行って撮ってきたものですが、そこからうまく合うように調整するのが大変でした。1ヶ月ぐらいやっていたらある日突然ぴったりはまるものができて驚きました。ちなみに、画像ではテクスチャが伸びすぎに見えますが、BVEの運転台視点で見ると全長方向がつぶれていい具合になります。
と、まだまだ調整が必要なのですが、ストラクチャのクロッシング部とトングレールを見ると作ってよかったなと思えます。本当はなかなか出来ないBVEアドオンの代わりに他路線さんのディティールアップ用?として公開しようと思ったのですが、ストラクチャ設計の甘さもあって設置方法があまりスマートでないので、まだまだトップページのメニュー欄には謎の空白が出来たままになりそうです。
初回ということもあって長くなりましたが、また近いうちに目に見える成果を報告できるようにがんばっていきたいと思います。

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