ストラクチャを作る1

はじめに

こちらではオブジェクトとも呼ばれているBveストラクチャの作り方を解説しようと思います。ストラクチャはメタセコイアなどのモデリングソフトでも作れます。モデリングソフトを使う方法は各ソフトの使い方を見てもらうことにして、こちらではBve2/4で主流だったcsv形式のストラクチャの作り方を説明します。
…このcsv形式のストラクチャはBve5では読み込めないので変換する必要がありますがその話はまた後でやるのです^q^

準備

というわけで使うものを準備します。ところで、Bve2/4用ストラクチャは一定の書式に従って書く必要があります。
BVE公式サイトトップページの中段右にOld versionとあるのでどちらかへ行ってEdit→ストラクチャファイルに書式が載ってます。この書式に従ってストラクチャを作っていきます。ひたすらテキストが続くので、今一体どんなデータになっているのかを確認するソフトが必要です。こちらからRock_Onさん作ストラクチャビューワをダウンロードしてください。
ストラクチャファイルをBve5で利用できるように変換するコンバータも同所で公開されていますので、この機会に一緒にダウンロードしておくといいと思います。

直方体の作り方

さて、早速制作に入りましょう。まず、テキストエディタ(メモ帳など)を起動して「CreateMeshBuilder」と書いてください。
あああ、「」までは要らないです(定番ネタ^q^
「」の中身を半角で書いてください。オブジェクトを作るときは最初にこれを書かないと不具合の原因になります。そうしたら改行して、次はとりあえず「Cube,」と書いてください。公式サイトの説明には直方体を作るとあります。「Cube,」の後ろの数字が長さになります。ちなみに単位はメートルです。まずは「Cube,1」としてみましょう。そしたらファイルに名前を付けて保存します。保存するときには、ファイルの種類を「全てのファイル」にしてファイル名の後ろに.csvと加えてください。

保存画面
ちなみに.csvのようなものを拡張子と呼びます。それと、エディタの2行目終わりに[EOF]とありますが、これは自分が使っているテキストエディタの仕様です。「ファイルの終わり」という意味です。これは書かないでいいです。エディタの設定変え忘れたままSS撮っちゃっただけです。
さて、たったの2行ですがこれも立派なストラクチャファイルです。完成しました。ストラクチャビューワを起動し、ストラクチャファイルをドラッグアンドドロップして見てみると、
ストラクチャビューワで見たファイル
おおおお、ちゃんと出来てます!ちなみに公式サイトの説明のとおりこれは一辺が2mの立方体になります。
自分の背より高いのでかなり巨大な建造物ですね!

エラーが出た方はファイルの拡張子が間違っていないか(.txtになってるなど)や、ファイルの中身が間違っていないか(CreateMeshBuilderときちんと半角で書いているかなど)をよく確認してみてください。また、内容を変更した後は保存しないと当たり前なのですがビューワに反映されないので気をつけてください。全く反映されずにイライラの原因になります。
結構な頻度であるんだなこれが^^;

ところで、さっきのファイルのCube,1をCube,2にすれば一辺が4メートルの、Cube,0.5にすれば一辺が1メートルの立方体ができあがります。では次に、Cube,1,2,0.5と変更して保存したファイルをビューワで見てみてください。
公式の説明の通り、最初の数字「1」が中心軸から左右方向に1メートルずつ(長さ2メートル)、
次の数字「2」が上下方向に2メートルずつ(長さ4メートル)、最後の数字「0.5」が前後方向に0.5メートルずつ(長さ1メートル)伸びている直方体ということです。

次にさっきの直方体のファイルにもう1個直方体を追加してみましょう。さっきと同じようにCreateMeshBuilderと書いたら、次はCube,2と書いてビューワで見てみてください。直方体が1つしかみえませんが重なってるだけです。Translateを使って2番目の直方体を移動させると最初の直方体が顔を出します。
また、CreateMeshBuilder毎に色も付けられます。色の指定はRGBでやります。詳しくはカラーチャートで検索するとどんな数字にすれば何色になるかわかると思います。SetColor, 0, 0, 51と書けば立方体が紺色になります。アルファ要素というのは公式の説明の通り透明度です。

箱2つ
画像の品質を下げたのもあって紺色が黒に見えますね!えっへん!

Cylinder構文は説明書の通り、円柱や円錐が作れます。底にあたる部分はマイナスを付けて面を張らないことが多いです。Rotate構文は回転軸を指定すると物体が回転します。自分はあまり使いません。

>>ストラクチャを作る2に続く